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​ユニバーサル宣言

私たちの目指すものは、障害を持っている人もそうでない人も、老人も子どもも

大人も、男性も女性も、一緒になって楽しめる時をもてる。そんな世の中を作っ

ていきたいと考えています。

・・・始まりは「障害を持っている人でも、充実した余暇活動を!」そんなところ

からでした。春は山菜採りや釣り、夏は川遊びやコンサート、秋は山登りやキノ

コ狩り、冬はリース作りやソリ遊びなど。だんだん参加する人も増え、手伝いを

するボランティアも増えて、そして今年で9年目を迎えます。

参加するスタッフが増え、そこに主体的にに参加する彼らを見て、木の実の森の

活動は障害を持っている人のためだけではないと思い始めました。そんなときに

個人的な事情で森の活動を減らしたときに反応が出たのはボランティア側でした。

これだけの思いと、エネルギーが集まってきている木の実の森の進むべき方向を

もう一度確認しておく時期だと、私は改めて感じました。

「今まではやってあげている感覚だった」と自分が変わっていったことを話すス

タッフがいました。でも今は...やっている行為に変わりはないのですが自分がで

きることをやると意識していること、そして主体的にやっていること、それは自

分の役割を大きな流れで感じ取れる瞬間なのです。それは、障害を持っている人

にも言えることです。私たちと同じく彼らの役割も同じところにあります。

これから来るユニバーサルの時代を一緒に作る、障害を持っている人もそうでな

い人も、楽しめるそんなときを作る。それが木の実の森の社会へ果たす役割なの

だと思っています。私たちはひとりひとり、そんな役割を担っています。

 そして、いつの日か木の実の森が消滅しても、楽しいときはそこに残りますよ

うにと願っています。

 私たちにできることはただ「伝える」ことだけです。それ以外のことは、やは

りその分野のプロに任せるべきだと思っています。

木の実の森では一般の方の参加も広く募集しています。

この活動を少しでも多くの人に伝えたい・・・今一番の願いです。

  木の実の森:仁田坂洋子

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